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台湾便り 金山 [北部]

先日会社で台湾にも仏教のお寺があると聞いて、北海岸の金山に行きました。台北からバスに乗って約1時間半で、遠く海を見下ろす小高い丘にあるお寺「法鼓山」に着きました。入口に名札を付けたたくさんの人がいるので聞いてみると、今日は信徒さんの集会があるので建物の中は見学できないとの事で、きれいに整備された敷地の中と開山記念館を見学しました。

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ここに寺が開山されたのは僅か20年前で、建物も木造ではないので、仏教といっても我々日本人の持っているお寺のイメージとは随分違いますが、それでも普段見慣れている台湾の廟に比べると、落ち着いた雰囲気です。小一時間ほど見学して金山の町に下りました。

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金山の町の中心にある金包里老街は、うららかなお天気に誘われて大変な賑わいです。

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先ずは腹ごしらえ、慶安宮の廟口には調理場の前に色々なお皿が並べられて、ものすごい人でごった返しています。お客さんは次から次へと適当にお皿をもって外に出て行きますが、誰もお金を払っている様子がありません。一瞬廟のサービスかとも思いましたが、それにしてはちょっと料理が立派過ぎます。まかないのおばさんに「どこでお金払うの?」と聞くと、「あっち、あっち!」といって取り合ってくれません。仕方なく焼きそばと牡蠣の揚げ物を両手に持って、人ごみの中を同じようにお皿を抱えた人に付いてゆくと、しばらく先にある店の前でおばさんが「上行って、上!」と更に誘導です。結局三階まで上がって空いている席を見つけて食事を済ませ、そばにいたお兄さんに聞くと、「はい、180元」と、ジャラジャラ言わせた前掛けからお釣りをくれました。はぁ、そういうことだったんですか。何となくテキトーな感じがしますが、うまく機能してるんですね。

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さて、お店を冷やかしに・・・。こちらはしょうが湯の老舗「金包里本舗總店」。紅棗、桂圓、薑母(しょうが)を黒糖で固めたもの。冬場にこれを溶かして飲むと、身体が温まります。冷やかしのつもりが、つい買ってしまいました。

081129_05a花生菓子.jpg081129_05b揚げ菓子.jpg
こちらは落花生のお菓子です。左はおこしみたいなものですが、こうやって大きな塊を作ってから、包丁で切って行くんですね。右は「マァラオ」といって揚げ麩のような玉の外側に飴を塗り、その上に落花生、イモやカボチャ、ココナッツなどのフレークや胡麻をまぶします。駄菓子風ですが、これまたつまみ食いをしているうちに、つい買ってしまいました。

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金包里街の喧騒を離れて、獅頭山公園に向かいました。海に突き出た小高い丘に登ると、金山の磺港が見えました。港には陽明山の北側に源を発する磺溪が注ぎ込んでです。

081129_074野柳.jpg
港と反対の南東側には、数キロの海を隔てて、野柳の岬が見えました。

もう12月になろうというのに、さすがに台湾は南国、少し坂道を歩くと汗ばみます。


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